チャートの読み方は、突き詰めていくとかなり深いです。ただ、デイトレードで5銭の変動を見るのなら、ローソク足だけで十分です。ローソク足から始値、終値、最高値、最安値はわかるようにしてくださいね。
いろいろ覚えようとして途中であきらめてしまうよりも、ローソク足をしっかりとマスターすることと、FX会社が提供している経済ニュースをしっかりと確認することに力を注いでください。
ローソク足とは?ローソク足とは、ある時間内の変動幅をバーの長さで示したもので、1分間の変動幅を1本のローソクで示した1分足、10分間の変動幅を1本のローソクで示した10分足のほか、60分足、日足、週足、月足、年足などがあります。
ローソク足の利点は、1本のローソクを見るだけで、その時間内の最高値、最安値、「その時間内では上がっていたか」「下がっていたか」「変化がなかったか」がわかることと、複数のローソクの並び方によって、「これから上がりそうか」「これから下がりそうか」「変換点か」などを予測することができます。
ローソク足(1)陽線
陽線は、その時間の始値よりも終値の方が高いことを示すローソク足です。バー部分の下側が始値、バー部分の上側が終値、バー部分から伸びるひげの下側が最安値、ひげの上側が最高値を示しています。
始値が最安値だったり、終値が最高値の場合は、ひげがないこともあります。
バー部分が長いほど、勢い良く上昇していることを示しており、バー部分が短いほど、上がるか下がるか迷っていたり、変動が少ないことを示しています。
ローソク足(2)陰線
陰線は、その時間の始値よりも終値の方が安いことを示すローソク足です。バー部分の上側が始値、バー部分の下側が終値、バー部分から伸びるひげの下側が最安値、ひげの上側が最高値を示しています。
陰線もバー部分が長いほど、勢い良く下降していることを示しており、バー部分が短いほど、上がるか下がるか迷っていたり、変動が少ないことを示しています。
陰線の場合もひげがないことがあります。
ローソク足(3)十字線
十字線は、その時間の始値と終値が同じであった場合に現れるローソク足です。ひげの横方向に伸びる横線部分が始値と終値で、ひげの下側が最安値、ひげの上側が最高値を表わしています。
十字線は、上がるか下がるか迷っていたり、変動が少ないときにでやすい線です。
十字線だけではあまり意味を持つことはありませんが、大きく上昇しているトレンドの中で十字線がでると、その後下がるなど、トレンドの変換点ででやすい傾向があります(もちろん、迷った末、そのまま上がり続けることもあります)。
ローソク足(4)相場を読む
ローソク足は、1本だけではあまり意味がなく、複数の並びかたから相場の動きを読むことができます。
陽線が複数並んでいるときには、「上昇トレンド」を意味しています。現在、上昇中なので、買いポディションをとりましょう。
上昇トレンドの中で、上に長いひげを持つ陽線や陰線(赤丸で囲んだもの)がでてきたら、下降トレンドへの変換点となることが多いです。ポディションを取るのはひかえて、その後、どうなるか様子を見ましょう。
陰線が複数並んでいるときには、「下降トレンド」を意味しています。現在、下降中なので、売りポディションをとりましょう。
陽線や陰線が並んでいる中で、たまにぽつっと反対の線(青丸で囲んだ陰線の中の陽線など)がでることがありますが、これは誤差なので無視してOKです。
下降トレンドの中で、下に長いひげを持つ陽線や陰線がでてきたら、上昇トレンドへの変換点となることが多いです。この場合も様子をみてください。
テクニカルチャートFX会社では、様々なテクニカルチャートを提供しています。それらの全てを覚えようとすると大変&混乱します。
とりあえず、1番ポピュラーな移動平均線について説明します。
移動平均線とは、一定の期間の平均値を折れ線グラフで表したものです。期間は、5日、25日、75日、13週など様々ですが、短期線、中期線、長期線に分けられていることが多いです。
移動平均線の短期線を見ると、短期的な為替の動きがわかり、長期線を見ると、長期的に見たときの為替の動きを予測することができます。
左のチャートの青い折れ線が短期線、オレンジの折れ線が中期線、緑の折れ線が長期線です。
また、短期線が長期線を下側から上側に追い越す「ゴールデンクロス」が発生すると、これから上昇トレンドに入ることが多く、短期線が長期線を上側から下側に追い越す「デットクロス」が発生すると、これから下降トレンドに入ることが多いといわれています。
ただ、ゴールデンクロスやデットクロスは、必ずではないのであくまで参考程度に。5銭の変動であれば、ローソク足と、FX会社から提供されるニュースなどで十分に予測できます。
このチャートでは、緑丸のところでアメリカの新規失業保険申請数が発表になり、予測よりも結果が良かったのでドルが大幅に上がっています。その後、上がりすぎたためにオレンジ丸のところで下がりましたが、全体として上昇トレンドがきれいにでていますよね。
また、このチャートではものすごくドルが変動しているように見えますが、1番長い緑丸の陽線でも30銭程度です。ドルは変動が少ないんです。
注文方法「FXって、ずっとパソコンの前で見てなきゃいけないの?」と思っているかもしれませんが、そんなことはありません。
その時点の価格で取引する「リアルタイム注文」、価格が指定額に上がったら(下がったら)取引を行う「指値注文」などがあります。指値注文には、さらにいろいろな指定方法があり、それらを組み合わせることによって、自動的に取引することができます。
私は、ポジションを取るときには「リアルタイム注文」でなるべく安く買い(なるべく高く売り)、決算は「指値注文」で5銭の利益を指定し、思惑と逆方向にトレンドが進んでしまった場合のために、30銭の反対注文を出しています。深追いしないための予防です。
FXでは、はじめにFX用口座に入金します。取引によって利益がでるとその口座の残高が増加し、取引によって損失がでるとその口座の残高が減少します。
FX用口座に預けられているお金は、いつでも指定の銀行口座に出金できます。出金手数料が無料のFX会社も多いです。
手数料手数料には2種類あります。1つ目は、取引のたびに1律でかかる取引手数料です。取引手数料は、ポジションを取るときと決算するときの両方でかかります。最近は、取引手数料は無料のFX会社が多いです。
2つ目は、外貨を買うとき(買いポジションを取るとき、または、売りポジションをとった後で外貨を買って決算するとき)に片道だけかかるスプレッドというものです。
通常、FX会社が提示する価格には、買うときの価格(Ask)と売るときの価格(Bit)の2種類あります。通常、AskはBitよりも2銭程度高く設定されており、この差分がFX会社への手数料となります。
取引をする場合、「買い」と「売り」はセットなので、買うときにのみスプレッド分の手数料が支払われることとなります。
レバレッジFXの魅力は、少ない資金で取引をできることですが、資金に対して何倍の取引をしているのかを表わしているのがレバレッジです。
レバレッジは、「取引額(ポジション数×現在の為替相場額)÷口座残高」で表わされます。
この1億円貯金法では、口座残高5万円につき1万ドルの取引をするので、1ドル100円とすると、1万ドル×100円÷5万円=20倍です。
FXの本などによっては、レバレッジは10倍以下でなどと書かれているものもありますが、それは中・長期向けだと思います。長くて2時間程度の取引では、レバレッジは何倍でも関係ありません。
ロスカットFXでは、取引をするのに必要な最低証拠金が設定されています。この最低証拠金の額は、FX会社によって異なり、さらに、レバレッジによって異なります。
後で説明しますが、数時間のデイトレードの場合、レバレッジはあまり関係ないので、最低証拠金が少ないほど小額で取引できるメリットが大きいことになります。最低証拠金が1万円〜5万円のFX会社を選ぶのがいいのではないかと思います。
取引をしていて損失が発生し、口座残高が証拠金の50%(FX会社によって異なります)よりも少なくなるとメールでアラームが知らされ、口座残高が証拠金の20%(FX会社によって異なります)になると自動的に決算が行われます。これをロスカットと言います。このロスカットがあるため、口座残高以上の損失は絶対に発生しません。
この1億円貯金法では、証拠金が1万円の場合には、口座残高が2000円になったらロスカット、証拠金が5万円の場合には、口座残高が1万円になったらロスカットです。
これは、ドルが4円下がったときということになります。1日に4円下がるというのは、まずありません。
この1億円貯金法では、長くても2時間程度の間に取引が終了しますし、きちんと反対注文を入れておくことで、最大損失は3000円程度に抑えられます。
中・長期で取引を行う場合、1回の取引で狙う利益が大きいため、その利益に達する前に相場が変動してしまうことがあります。サブプライム問題のあと、3週間くらいの間にドルが108円から95円台にまで急落しましたが、毎日チャートを見ていると中・長期で取引している人がロスカットにあっている様子がよくわかりました。
反対注文の額を100円、99円、…ときっちりとした値に設定する人が多いと思いますが、相場も100.01円から100円まではなかなか下がらないのに、一旦、100円になると50銭くらい急激に下がります。100円にロスカットを設定している人たちのドルが強制的に売られてしまったからです。
イメージ的にはデイトレードって危険な感じがありますが、デイトレードは損失を最大でもその1日分に抑えられるので、実は中・長期の取引よりも安心です。
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